生まれた月を象徴する樹 バースデーウッド
日本古来の和歌では、日本語で同じ音を持つ「待つ」という意味とセットで使われるなど、いにしえの時代から日本人の心に宿る樹木です。 |
||
その実が堅い殻に包まれた胡桃。日本では縄文時代から食料とされてきました。胡桃のは愛用者が多い木材です。 |
||
名前の由来は、神宮で使われることから 「霊(ひ)の木」、太陽を表す最古で、最高の意味を持つ「日」を用いて「日の木」という説があります。 |
||
明治時代より以前は、山桜を愛でることがお花見でした。心を詠うやまとうた(和歌)でも山桜は恋心を表す言葉として好んで使われ、春を心待ちにする人々の心と共にあったことが分かります。 |
||
「真直ぐの木」が語源とされる杉。大地に深くしっかりと根を張り、まっすぐに上へ上へと育っていく姿は、清々しい生き様を感じさせてくれます。 |
||
衣類を虫から守る樟脳はクスの枝葉を蒸留して作られます。心臓の収縮力を活性化させるために使われていたカンフル注射もこの樟脳が原料です。 |
||
栃の木は、東日本を中心に古くから日本に根付いていた樹木です。その実は、クルミやドングリなどと同じく、縄文時代から日本人の食用とされてきました。/font> |
||
ケヤキは個体によって紅葉の色が異なるため、赤から黄色まで様々色目が美しく、街路樹として私達を楽しませてくれています。 |
||
朴の葉はとても大きく、甘い香りに殺菌作用まであることから、古来より食器代わりに活用されてきました。 |
||
実は稲作が始まる以前から縄文人は栗の木を植え、平和な生活の礎にしていました。そんな古(いにしえ)から日本人の主食として大切にされてきた栗の実。 |
||
黄葉が美しく、街路樹のイメージが強い銀杏ですが、最初はお薬として中国から日本にやって来ました。 |
||
サンタクロースの起源ともいわれ、人々の健康を願って樅の木を使ったという言い伝えもあり、冬でも緑のままでいる樅の木は生命の象徴とされ、魔除けとしても利用されていました。 |