神代 -Jindai-

神代


神代杉

神代杉
JINDAI SUGI

美しい風合いの自然の神秘
数百年間以上、火山灰の中に腐らずに埋もれていた、
大変希少価値の高い杉材です。油分、水分が抜け落ち、茶色味を帯びたもの、青黒いもの等があり、
その独特な風合いが特徴です。
この美しさは人工的には作り出せない、正に自然の神秘を感じます。
また木目も細かく、磨くと光沢が出て大変美しい材木です。
美しく樹齢の長いものでは数百万もの価格で取引されるものもあります。

木の力
最大の愛情、神秘性、ヒーリング、厄除け、
自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム


神代杉原木

神代杉 原木
原木を割った瞬間は黄色がかっており、その後、青っぽく変わり、
1ヶ月くらいで灰緑色に変化します。
急激に酸素に触れることによって、変色を遂げます。



神代欅

神代欅
JINDAI KEYAKI

神社仏閣にも用いられる欅
欅特有の匂いがあまりしないのが特徴で、
元々重くて硬かった材は神代になると少し脆くなるそうです。
神代欅は、水に濡らすと白っぽくなるので、手入れには注意が必要です。
材としては堅く日本家屋の建築用材としても古くから愛され、
神社仏閣にも多く用いられました。
磨くと著しい光沢を生じ、このような 美しさも人々の心の拠りどころとなり、昔から尊ばれてきました。
現在は高価となり、なかなか手に入りにくくなっています。

木の力
不老長寿、神秘性、ヒーリング、厄除け、
自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代桜

神代桜
JINDAI SAKURA

昔から日本人に慕われている
木・開運招福の意味があり縁起の良い木といわれています。
桜の木自体は加工性に優れていて磨くと光沢があるので、
高級家具、楽器、建築材によく使われてます。
神代桜は幻といわれ、今では見つかることも少なく、
入手が困難といわれています。

木の力
永久の幸福、神秘性、ヒーリング、厄除け、
自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代栗

神代栗
JINDAI KURI

栗は乾燥作業が難しく、割れも生じやすく、
作るのが大変なためそれでできた工芸品などは貴重とされています。
神代栗は元の栗より、硬く色も黒く濃くなり、匂いもほぼありません。
また神代の中でも珍しい種類です。

木の力
真心、満足度を高める、神秘性、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代佛

神代梻
JINDAI TAMO

タモは北海道の日高地方、十勝地方、北見地方が優良産地としては有名ですが、現在は国産材と材質の変わらない中国産やロシア産のタモの輸入が増えています。タモは湿地を好んで生育しているので「湿地(やち)タモ」と言われるようになりました。
学名の[Fraxinus sieboldiana]は日本でも有名なドイツ人の医師兼博物学者であるシーボルトがつけたとされ、学名の”sieboldiana”の部分にその名残を見る事ができます。

木の力
勝負運、怪我のお守り、神秘性、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代楡

神代楡
JINDAI NIRE

世界の神話の中には、ニレの木が登場するものがいくつもあります。たとえば北欧神話では、人類最初の男女はトネリコとニレの木から作られたとされています。また北海道日高地方に伝わる神話では、アイヌの人々の祖先はハルニレの木から生まれた女神チサキニの子どもだといいます。ヨーロッパなどでは街路樹として使われたり、中国や日本では古くから絵画の素材として愛されたりしてきました。

木の力
愛情、良縁の象徴、神秘性、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代ねずこ

神代ねずこ
JINDAI NEZUKO

ねずこは日本特産で本州北部から中部に至り、中国、四国地方にも分布、多くは中部の山地に生える、木曾の五木の一つ。深山に生息し、痩せ尾根や寒地、岩の間にでもなんとか育つ力を持ったとてもタフな木です。植林はほとんどざれていないため、神代としての発見数も非常に少ないのが現状です。鼠子の名は元の材色が鼠色なのでつけられた当て字で、関東のねずこはイヌビとも呼びます。ねずこは樹木の時には「クロベ(黒棺)」と言います。神代になるものはほとんどなく貴重なものです。

木の力
強靭な精神力、窮地を切り抜ける力、神秘性、ヒーリング、
魔除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代高野槙
JINDAI KOYAMAKI

御嶽神社があり大きな裾野を広げる独立峰、木曽御嶽山で産出された高野槇の神代木。御嶽山は約5200年前の火砕流を伴う噴火を含め、2万年間に4回のマグマ噴火を起こしています。その為運良く出てきた神代は珍しいとされています。この神代高野槇は甘い香りが漂います。神代になって残る木は脂分が多く硬い木が多いと言われ、高野槇の神代は簡単に目にできるものではありません。 もともと木曽五木の1つとしても知られる高野槇。水に強くて朽ちにくいことから、現在でも湯船材や橋梁材として重宝されています。高野山では霊木とされ、和名は、高野山真言宗の総本山である高野山に多く生えていることに由来しています。

木の力
奥ゆかしさ、災害から身を守る、神秘性、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代楓
JINDAI MAPLE

楓は[槭、槭樹、楓、鶏冠木、蛙手]とも書くムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属 (Acer) の落葉高木の総称。名前の由来は、葉の形がカエルの手「蝦手」に似ていることから、呼び方を略してカエデとなりました。神代楓は本来の楓の雰囲気を割と残したまま茶褐色になり、芯材と辺材の色味の差がさほど見られません。神代としてあまり多く見つかることはない貴重な木です。

木の力
過去を払拭する、人生に彩りを与える、調和、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代桂
JINDAI KATHURA

神代桂は、あまりみかけることがありません。形がよくシンボルツリーとして植えられることの多い桂の木ですが、カツラは葉の香りに由来し、落葉した葉は甘い香りを発することから、香りが出ることを意味する「香出(かづ)る」が名前の由来といわれています。 桂は長寿の木としても知られていますが、日本最古のものとされる「糸井の大桂(樹齢2000年、幹回り20メートル/兵庫県)」を筆頭に、樹齢数百年から千年以上にもなる古木が、日本各地で天然記念物に指定されています。新宿御苑の桂の木も皇室庭園となる明治時代よりもさらに昔からあった木のひとつといわれています。

木の力
真の不変、愛情、健康長寿、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代楢
JINDAI NARA

楢とは、広葉樹の一種でブナ科の植物のことで、外国では近縁種をオークと呼んでおり、木目が粗く、色も白いとされています。その中でも、コナラやミズナラが神代楢とされたものです。本来、心材は暗灰褐色で辺材は灰白色をしているのが特徴で、柾目面に虎斑が現れることで知られている。材質としては緻密で硬く、変形しにくいため、強度と耐久性に優れています。緻密になっている分だけ重い木材だが、美しい木目を持っていることから、家具にも使われるが、海外のものは硬く変形しにくい特性を生かしてウィスキー樽に使われていたため神代楢は海外でも稀に見つかります。

木の力
人を束ねる力、決断力、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代桧
JINDAI HINOKI

奈良時代に成立した日本の歴史書『日本書紀』の神代の巻には、スサノオノミコトが髭を抜くとそれは、杉になり、胸の毛を抜くと桧に、お尻の毛を抜くと槇に、眉毛を抜くと樟になったとあります。そして、スサノオノミコトは、桧を宮殿を作るのに使いなさい。高級建材として、とても古い時代から扱われていたと推測されます。日本では、ひのきは古くから法隆寺や伊勢神宮をはじめとした神社仏閣などで、神聖な木として使われてきました。また「檜舞台」と言われるように、能など特別な演舞をする舞台の床材にも古くから活用されてきました。まさにその神代の時代から埋もれ木として届いた桧は神聖な日本の銘木の象徴といえます。

木の力
不滅、神聖な力の浄化、創造力の強化、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代椋
JINDAI MUKU

秋田県と山形県の県境にある鳥海山の噴火により土中深く埋められた神代椋。約2500年前に、鳥海山の山頂付近が馬蹄形状に大きく崩壊した時土中に埋もれ、白身の椋の木が淡い茶色に変色した希少木です。 椋の木自体が非常に少なく古来から良い材は神社仏閣に使用されてきました。またその雄大な樹形や異形となりがちな幹の様子から天然記念物や御神木とされることも多い木です。

木の力
才能の広がり、魔除け、均衡を保つ、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム



神代柳
JINDAI YANAGI

柳は他の木と比べると割と種類が多くその独特な立ち姿が目を引き、ゆったりとした風情を漂わせている木です。晩秋に近づくにつれ、枝が下に向かって垂れ下がる”シダレヤナギ”が黄褐色に紅葉します。残雪が残る2月になると、柳は一足先に春の訪れを知らせます。その中でも”ネコヤナギ”は、銀白色の花穂が綿毛を広げ、春を先取りしています。中国では、柳は「春を告げる木や春の復活」「蘇生のシンボル」とされる”吉祥木”です。そのため正月には、門や軒に挿す風習があります。またシダレヤナギを、旅立つ友に”輪っか”にして渡し「再会を願った」とされています。そして季節が移り変わり、夏を迎えると、また柳はその涼しげで穏やかな風情で人々を魅了しています。中国ではこの木で矢を作ったので「矢の木」といい、「やのき」→「やなぎ」へと変化したともいわれています。

木の力
吉祥、再生と復活、ヒーリング、
厄除け、自然崇拝、アニミズム、ネイチャリズム