菩提樹 -Linden- 星月菩提樹 せいげつぼだいじゅ 模様のいわれ 丸い窪みと星のような斑点が特徴の星月菩提樹。古くから星月菩提樹の実は宇宙を表し、小さな無数の斑点は夜空の『星』を、大きな斑点は『月』を表しているといわれています。また、仏の世界を表しているともいわれています。木の力無量の福、最勝の益を得る癒し、調和、高い意思に導く力 西洋でも愛される菩提樹 ギリシア神話の神々の王ゼウスに仕えたフィレモンとバウキスという老夫婦がいました。二人は死によって離ればなれになるのをおそれ、フィレモンはカシの木にバウキスはボダイジュに変わり、永久に仲よく暮らしたといいます。花言葉はこの言い伝えに由来するといわれます。 蓮華菩提樹 れんげぼだいじゅ 形が蓮華に似ていることから名づけられたといわれています。仏画やお仏壇などの浄土の風景には、蓮が描かれていることが多く、古来より「蓮華」は仏教の象徴とされる花といわれています。蓮華菩提樹は多種ある菩提樹の中でも特に硬く、希少性の高い菩提樹の実です。 木の力高潔、最高の名誉、平和を象徴する、幸福 金剛菩提樹 こんごうぼだいじゅ インドジュズノキ(ホルトノキ科ジュズボダイジュ)の種子。サンスクリット語で「シヴァの目」という意味を持っています。シヴァ神はこの金剛菩提樹で作ったアクシャマラ(ネックレス)を大変好んでいると考えられており、必ずシヴァ神はこれを身に着けています。刻まれた条線によって価値が変化し、1線や13線などは非常に高額で取り扱われています。 木の力強い浄化力、自己が秘めた能力の開発 鳳眼菩提樹 ほうがんぼだいじゅ ナツメ科のマルナツメと呼ばれる木の実で、ボコボコとした原実の表面のみ削り、球体にしたものが鳳眼菩提樹です。特徴は、実の表面に浮かぶ動物の眼のような模様です。名前の由来は、古来中国で一つ目の動物を鳳凰と呼んでいたことにちなんでいます。光沢のある明るい褐色で、使うほどに実そのものの油分が表面を覆って綺麗な飴色に変わってきます。 木の力神聖な力、浄化、見極める力 龍眼菩提樹 りゅうがんぼだいじゅ 希少価値の高い龍眼菩提樹は、鳳眼菩提樹の一つ目が変化して、三つ目になった実です。中国で三つ目動物のことを龍と呼んでいたことから、三つ目のある菩提樹の実を龍眼菩提樹と名づけられています。龍眼菩提樹のように突然変異する割合は、全体の2割~3割程度という大変珍しい実です。 木の力神聖な力、浄化、生命力、上昇志向