槐









Moth

エンジュ
産地:日本 (本州、北海道に分布)
古代中国では、高官に出世すると、槐を庭に植える風習があり、幸福を呼ぶ縁起のよい木とされていました。このことから、「幸福」という花言葉が付けられました。枝の茂り方や黄白く蝶のような美しい花を咲かせるため、「上品」との花言葉も持っています。文字の通り鬼の文字が入っているため、秋には数珠のような連なった実を成熟させるため、よく寺院にも植えられてきました。その花や蕾には薬効成分が含まれ、生薬としても利用されてきました。木へんに鬼と書くのは、お面などを槐の木で作り、家の鬼門に置く風習からといわれています。
日本ではこの樹に「延樹」という漢字があてられ、病魔を払い、寿命を延ばす木として古くから親しまれています。

木の力
幸福、上品、厄除け、慕情、長寿