御諸楠 -Mimoro-kusu-

Mimoro-kusu
御諸楠(みもろくす)

産地;奈良県桜井市

奈良県桜井市にある格式高い場所で伐採された楠の木。桜井市は、奈良盆地の清流を集め大阪湾に注ぐ大和川の上流、奈良盆地の東南部に位置します。東と南を山々に囲まれ、古くは「やまとはくにのまほろば」とうたわれた「ヤマト」の地域であり、古代地名で「シキ・イワレ・マキムク」と呼ばれました。つまり、今の桜井市域が狭い意味での「ヤマト」でした。
大物主大神が御魂を留めたという霊山で、はるか昔から「神の宿る山」として崇められてきた聖地で、古くから一木一草にいたるまで許可なく伐採することが許されていません。
ただ何らかの事情で伐採された場合、通常は山に還し循環させるのが習わしの中、参道拡張の工事に際に伐採した還すことができず残っていた木が今回の楠です。製材の最中、大きな鋸の歯が飛び、確認すると十数年前のしめ縄を止めた時の釘が1本出てきました。まさに偶然出てきたその釘をこの楠に宿る神様に見立て、神が降臨して鎮座する神聖な場所や、神を祀る神座(山、森、岩窟など)を指す古語から御諸楠と名付けました。

木の力;すべての商売繁盛、生活の守護、厄除け、健康

しめ縄が止められていた釘と加工の際に折れた刃

伐採の証明ができる非常に貴重な材