幻の楠 -MaboroshinoKusu-

奈良県 幻の楠

産地;奈良県

奈良県にある格式高い場所で伐採された楠の木。奈良県は日本の国家形成が始まった地です。ヤマト王権の誕生から、710年の平城京遷都による「奈良時代」まで政治・文化の中心を担いました。今日に至るまで「法隆寺地域の仏教建造物」など3件の世界遺産や数多くの国宝を伝える、日本歴史の源流です。
奈良県の古社には、ヤマト王権が発生する前から奈良盆地に根を張り、生活してきた氏族に由来するものが多く見られます。氏族が祀ってきた神々は、ヤマト王権成立後に王権所縁の神々に習合されていきました。こうして、「古事記」「日本書紀」に登場することになった神様の力の眠る、奈良の特別な地でこの楠は育ちました。
製材の最中、大きな鋸の歯が飛び、確認すると十数年前のしめ縄を止めたであろう釘が1本出てきました。紆余曲折の中、出会うことのできた特別な木です。

木の力;すべての商売繁盛、生活の守護、厄除け、健康

しめ縄が止められていた釘と加工の際に折れた刃